2007年4月 4日 (水)
お茶の新芽の育ち方 その1
3月30日有明町で撮影 新芽の育つお茶畑
皆様、新茶がどのような段階を経て育ち、摘採されるのか知ってますか??
・・・実は私も詳しく知らなくて、今回を機にいろいろとお茶農家の方に教えていただきました。というわけで今日は、お茶の新芽の育ち方についてお話いたします!
“包葉”によって寒さから守られている新芽
※包葉:新芽を葉で包みこみ寒さから守ります
まだまだ小さなお茶の葉の赤ちゃん、かわいいでしょ?
お茶の樹は寒い冬の時期に成長スピードをゆるめ、旨み成分をじっくりと葉や根に貯めておくことはこれまでにもお話してきたとおりです。ではその間、新芽はどのように寒さから守られているかと言いますと、写真に見られる2枚の硬い包葉(ほうよう)という、その名のとおり“包みこむ葉”によって保護されているんです。
春になって気温が上昇すると、新芽が膨らんで包葉が開き、上へ上へ伸びていきます。そして上のイラストにあるように、新芽の基部(包葉の根元)から先端までの長さが約2倍になったときを、“萌芽(ほうが)状態”と呼ぶそうです。また、一定面積内の新芽が萌芽を迎えた状態を、“萌芽期”と呼んでいます。
そして、この萌芽状態の見極めを、お茶農家のみなさんはとっても重要視しているんですよ。毎回新茶の時期にお茶農家を訪れると、毎日決まってその年の萌芽時期の話題が出ます。それは何故なのか、堀口家四男の堀口千郎(ちろう)さんに質問してみました。
堀口家四男の千郎さん よろしくお願いします!
~千郎さん、お茶農家にとって新芽の萌芽というのは、何故重要な意味を持っているのでしょうか?
千郎さん「私たち茶農家にとって新芽の萌芽時期を正確に把握しておくことは、新茶の摘採時期を知ることにつながるので非常に重要なんですよ。
新芽の芯の中には、生育の良いもので5枚から6枚の茶葉が包まれるように入っていて、1枚ずつ順番に開いていきます。
この先の天候にもよりますが、1枚の葉が開くのにかかる日数は、通常で4日から5日です。そういった知識や過去のデータを組み合わせて今後の新茶の育ち方を予想し、摘菜時期の大まかな判断が出来るんです。」
~なるほど!新茶の萌芽は、お茶農家のみなさんにとって、とっても重要なお茶の樹からのサインだったんですね。よく分かりました。千郎さん、ありがとうございました!
皆様分かりましたか??
現在、有明町ではほとんどのお茶畑で萌芽期を経て葉が2枚から3枚開き、いよいよ新茶の摘採まで秒読み段階に入りました!明日は、新茶の葉の開き方や、摘採のタイミングについてお話しする予定です。お楽しみに!






















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