2009年8月20日 (木)
「お~いお茶」お茶のことわざ辞典 第3弾
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【朝茶は七里戻っても飲め】
朝忙しく、お茶を飲まずに出かけた時でも、途中家に戻ってでもお茶を飲んだ方がいいという意味。“里(り)”は距離を表す単位で約4km。七里は約28kmになります。それだけの長い距離を引き返してでも、朝にお茶を飲むことが大切であると伝えています。他にも「朝茶はその日の難逃れ」、「朝茶には福が増す」、「朝茶に別れるな」、などなど、朝のお茶を大切に、という意味のことわざには多くのバリエーションがあります。日本人のお茶好き、お茶の効能が昔から信じられていたことをよく表すことわざです。
近年、緑茶の渋み成分であるカテキンが、健康保持に関して重要な鍵を握ることが分かってきました。また緑茶には、カテキンだけでなくビタミンCやビタミンEといった成分も含まれています。私も、毎日の生活に緑茶を上手に取り入れ、心豊かで健康的な生活を心がけたいと思います。
【茶湯子は眼に入れても痛くない】
「茶湯子(ちゃとうご)」には、末っ子という意味があります。末っ子、または年をとってからできた子どもは、親にとってかわいくてたまらないということを言い表しています。
【茶碗の飯粒がきれいにとれたら雨になる】
昔の人の経験から生まれたとされる「気象占い」の一つ。晴れの日は空気が乾燥するため茶碗に飯粒がくっつきやすくなります。反対に、空気が湿っていてると茶碗から飯粒がはがれやすい。つまり、そんなときは雨が近いという意味です。天気予報が発達していなかった昔は、こうして身近なものを使って天気を占っていたのでしょうね。私も今度試してみたいと思います。
【石臼芸より茶臼芸】
石臼は小麦や米などの穀物や何でも粉にすることができますが、これといって特に秀でた面はありません。茶臼はお茶の葉を挽いて抹茶をつくることにのみ使用しますが、抹茶づくりには欠かせないものです。そんなことからこのことわざは、広く浅く何でもできるよりも一芸に秀でた方がよい、という意味で使われます。私も器用貧乏なんて言われないように、何かひとつ、立派な茶臼芸を身に付けたいな。
【茶化す】(ちゃかす)
真面目な話を冗談っぽく言うさま。また、その冗談に無理矢理結びつけて、ごまかしたりすることを言います。江戸時代、芝居用語で笑わせる場面を表す“ちゃり場”という言葉が流行し、“茶利場”という字が当てられました。やがて“茶”はおどけたりふざける様子を表すようになり、そこから、茶化す、茶目っ気、ちゃらんぽらん、ちゃちゃを入れる、といった言葉も生まれたと言われます。つまり、“茶”はお茶のことではなく当て字だったんですね。「真剣な話をしてるのに、茶化さないで!」なんて使います。話し相手を不愉快にさせないように、注意しましょうね。
【茶腹も一時】(ちゃばらもいっとき)
お茶をいただくだけでも少しの間は、空腹をまぎらすことができます。わずかな物でも一時しのぎになるという例えで用います。
【茶碗を投げれば、綿で抱えよ】
相手が怒って茶碗を投げつけられるようなことがあったら、割れないよう綿で受け止めなさいという意味です。相手が強気な物言いをしてきた場合などは、あえて柔和な態度で受け止めた方が角が立たないという、人間関係を円滑に保つための古くからの格言です。
【和敬清寂】(わけいせいじゃく)
かの茶聖、千利休(せんのりきゅう)が茶道のあり方について語った言葉であると言われています。“和”は人との協調性、“敬”はお互いが敬いあうとこと、“清”は、心身ともに清らかであること、“寂”は穏やかで動じない心を表します。それら4つのことを大切にせよというこの言葉は、意外と当たり前な内容だな、と捉えられるかもしれません。しかしシンプルで当たり前なことほど、実践することは難しいものです。茶道のみならず、私たち現代人の人付き合いや生き方においても、この“和敬清寂”という言葉から学ぶことは多いと思います。
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以上、「『お~いお茶』お茶のことわざ辞典 第3弾」、いかがでしたでしょうか。これまでに掲載させていただいた「『お~いお茶』お茶のことわざ辞典」、「『お~いお茶』お茶のことわざ辞典 第2弾」も併せてご覧いただくと、よりお楽しみいただけるかと思います。どのことわざも奥深く、意味や成り立ちを調べる中で、私もとても勉強になりました。言葉の面からお茶を見てみるというのも楽しいですね。
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コメント
鹿児島ではお客さんに必ずお茶を勧めます。
その際「茶いっぺ飲んでかんね、怪我すっど」と言われます。お茶を一杯飲むくらいのゆとりを持ってお帰りなさい。
怪我をしますよ、という意味です。いい言葉ですね。
投稿: kyon | 2009年8月21日 (金) 08時51分