« お茶殻も有効に活用しています 伊藤園の茶殻リサイクルシステム | 茶畑日記トップ | 「お~いお茶」お茶のことわざ辞典 第2弾 »

2007年12月25日 (火)

茶殻配合畳 製作現場レポート!

   600

畳の上に「お~いお茶」がたくさん??そのワケは記事の続きでどうぞ!

今回は、伊藤園が独自に推進する「茶殻リサイクルシステム」の中で開発・製品化された、“さらり畳”が製作されている模様をレポートします。

____________________________

       Koubou

ここが、伊藤園が開発した茶殻を配合した材料を用い、さらり畳を実際に製作・販売している“森登志夫畳店”の作業場です。見学するこの日をとても楽しみにしていました!作業場内は、昔ながらの町の素朴な畳屋さんという感じ。中に入ると、イ草の何とも言えないいい香りと、作業中の職人さんが放つ真剣さが感じられました。

       Boad

これが畳の芯にあたる“畳床”の部分に使用される、伊藤園開発部が生み出した“茶殻配合インシュレーションボード(※)”です。

※インシュレーションボード:木材チップなどの材料を高圧高温で蒸してほぐしたものを、固め直して作る建材の一種。断熱性や吸音性、耐久性の強さが特徴です

今回見学にご一緒していただいた伊藤園開発部の佐藤崇紀さんのお話によると、何とこのボード1枚につき、「お~いお茶 緑茶 500ml」を600本製造する際に出る茶殻が配合されているそうです。

ご覧になってびっくりされた方もおられると思いますが、記事の最初の写真は、「お~いお茶」600本分を実際に畳の上に並べてみたところです。茶殻リサイクルシステムに期待されるリサイクル効果の大きさがよく分かりますよね!

その分木材資源の使用量を削減できるとともに、茶殻が持つ臭いの吸着作用による消臭効果があるというお話も聞きました。

下の表は、茶殻の臭いの消臭性を試験したときの実験結果です。実験方法は、茶殻、竹炭、備長炭、それぞれのサンプル入りシャーレにアンモニアガスを封入し、3時間後にアンモニア濃度を測定、サンプルの消臭率を計算するというものでした。

   Graph_syousyuritsu03_3

ご覧の通り、茶殻の消臭率が飛びぬけて優れています。消臭と言えば備長炭がすぐに思い浮かぶんですが、実は茶殻の臭いを吸収するパワーってすごいんですね!   

      Tatami01

さてここからは、畳製作の工程を簡単にご紹介します。上の写真のように、茶殻配合ボードにイ草で織った畳表(たたみおもて)をかぶせてピンと張り、端っこを縫い付けて畳の形に仕上げていきます。実はこの畳表にもカテキンが塗布されていて、抗菌効果があるんです。

このカテキン畳表は、さらり畳発売後、「畳の表面にも茶殻の効果が欲しい」というお客様からの要望を聞いたことが開発のきっかけとなりました。畳の場合表面を、するようにして歩くことが多いので、カテキンがはがれにくいような加工が施されています。地球環境に優しい上に、消臭作用と抗菌作用など緑茶の有用成分を使って、まさに至れり尽くせりですね!

      Koutei02

カテキン畳表を大きなミシンの様な機械でボードに縫い付けているところ。この後、畳の縁の部分も縫い付けてさらり畳が完成です

     Sarari

普段はなかなか見られない畳の製作現場も見られて、とっても勉強になりました。そうそう、畳を実際に作っている職人さんの評価も気になるところですね。忙しいお仕事の合間を縫って、畳職人さんにさらり畳の評価に関して質問してみました。

      Morisyacho

        森登志夫畳店の代表 森登志夫さん

「イ草などの材料は国産のものを使っていて高品質であることはもちろん、それにも増して地球環境に優しいということ、また緑茶特有の効果もあり自信を持ってお勧めできる商品です。お客様の中にも着実にファンが増えています。

畳も緑茶も、古くから愛されてきた素晴らしい日本の文化です。これからも、この茶殻が取り持った縁を大切に、“チーム茶殻(笑)”の一員としてお互い協力し合い良い関係を保っていきたいと思っています。」

畳一筋37年の職人 森さんも認めた出来栄えなんですね。心強いお言葉をいただきました。(森登志夫畳店HPはこちらから)

      Satousan_tatami

茶殻配合商品の第一号“さらり畳”と開発部の佐藤崇紀さん

~佐藤さん、今日は畳作りの現場も見られましたし、茶殻が持つ有効成分に関する知識もより深まりました。茶殻って、本当にすごいんですね。

佐藤さん「喜んでいただけたようで嬉しいです。さらり畳の販売が始まったのは今から4年前。さらり畳は茶殻リサイクルシステムで開発した最初の製品なので、とても思い入れが強く、出来上がったときはわが子が巣立つのを見るような嬉しい気分でした。私たちの部署では“長男”なんて呼んでいます。

茶殻配合商品の兄弟たちが今後も増えれば、茶殻のリサイクルがより効率的に行えますし、茶殻に価値があり、魅力的な資源であることが見直されることにつながるのではと思います。現在も新商品開発のために様々な試験やデータ収集を行っていますので、楽しみにしていてください。」

佐藤さんありがとうございました。茶殻リサイクルシステムのより一層の推進のため、これからも頑張ってくださいね!茶畑日記では、これからも伊藤園の茶殻リサイクルシステムを追いかけていきます。

読者の皆様の中にも、ご家庭で出た茶殻を有効活用している方、いませんか?コメントで教えていただけると嬉しいな。お待ちしています!

____________________________

【茶畑日記 こぼれ話】

   Ginkgo

先日、近くの公園に紅葉を見に行ってきました。見てください、イチョウの葉っぱがふかふかに積もって、まるで黄金色のじゅうたんみたい!もちろんお散歩のお供は、ホットPET「お~いお茶」。皆様もホットPET「お~いお茶」をポケットに入れてどこかへ出かけてみませんか?

2007年12月25日 | 茶畑日記 |

トラックバック

この記事へのトラックバック一覧です:
茶殻配合畳 製作現場レポート!:

» 注目の的! トラックバック 畳おやじ 森 登志夫のブログ
お茶入りベンチを面会に習志野商工会議所に行って来ました。 先日、テレビ朝日放映時 続きを読む

受信: 2007/12/26 17:00:10

コメント

ボード1枚で「おーいお茶」が600本!?
畳からお茶のにおいがして良さそうですね。
おーいお茶の畳は全国の畳屋さんで買えるんですか?

我が家では茶殻を畳にまいてホウキで掃除していました。この時期は白鳥の餌にしていました。

投稿: ポン太 | 2007/12/26 8:34:09


『お~いお茶』600本の画像がインパクト有りますね。
実は今年『さらり畳』に変えました。
『お~いお茶』の畳だよと自慢しています。

投稿: じゅん | 2007/12/26 9:17:53

畳が「長男」って佐藤さんの茶殻配合商品への愛情が感じられますね。これからも茶殻配合商品の兄弟たちを増やしてください。

投稿: もぎぞー | 2007/12/29 16:54:21

すばらしい!!! 我が実家でも畳の張替え時には是非是非『さらり畳』を導入したくなりました♪もっと大勢の方に注目して欲しいですね。

投稿: yue | 2007/12/31 18:23:46


編集部からのお知らせ