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2007年7月17日 (火)

お茶の樹成長録

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6月8日撮影 宮崎県 都城地区の茶畑

桃栗3年柿8年という有名な言葉がありますよね。ではお茶の樹の場合、どれほどの年月を経て私達にパック茶製品や、緑茶飲料の原料としてのお茶の葉をもたらせてくれるか、皆様は知ってますか?今回は、お茶の樹の育ち方に関してお伝えします!

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この小さな苗木、そう、これがお茶の樹の苗木なんです。今年の春に植えられたばかりの、言わばお茶の樹の赤ちゃんです。この苗木がどのような段階を経て立派な大人のお茶の樹になるのか、現在伊藤園の茶畑づくりが行われている宮崎県 都城地区で育つお茶の樹を例にとって、一緒に見てみましょう。

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(各写真はクリックすると大きく見られます)

これは、都城地区の畑に植えられてから約1年が経過したお茶の樹です。まだこの状態だと、何の樹なのか分からないって方も多いのではないでしょうか?私も最初見たときには他の作物かと思っちゃいました。

この時期の苗木はまだ根の張り方が弱いために水を吸収する能力が低く、また強い風にも弱い状態です。そのため水分の蒸発を防ぐビニールや防風ネットを張ったりして対策をします。

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こちらは、植えられてから2年目のお茶の樹です。葉の密度が多くなり、背丈も約1m程までに伸びてきました。樹が幼い頃はうねとうねの間に日光が差し込みやすいので、気を抜くと多くの雑草が生えてしまいます。せっかくの土の養分を雑草に横取りされないように、樹が幼い頃は雑草対策も重要です。

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このお茶の樹は3年目のもの。大分立派になってきましたが、皆様何かに気づきませんか?そう、2年目のときのお茶の樹よりも、逆に背丈が低くなっている感じを受けます。これは、植えてから2年目を迎えた頃のタイミングで、一度お茶の樹の剪定(※せんてい)を行うためです。

※剪定:樹の成長を調整し、形状を整えること

お茶の樹は剪定せずにそのまま育てると、他の樹木と同じように上へ上へ伸びていきます。しかしそのまま伸びてしまうと摘採の作業がしにくいため、1mほどの背丈に成長した段階で、半分の50cmほどの長さを残して枝を切り落とします。また、そうすることで樹の枝が横方向に張り、より多くのお茶の葉の収穫が望めるようになるそうです。

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そしてこちらは、植えられて4年が経過したお茶の樹。横方向にしっかりと枝が張り、皆様がよく知るお茶の樹の姿に近づいてきましたね。お茶の樹は一般的には5年、早くとも4年の歳月をかけて成長し、お茶の葉を本格的に収穫できるようになります。その後は数十年にわたり、早春の新茶から始まって夏の二番茶、三番茶と、私達に大自然の恵みをもたらせてくれます。

いかがでしたか?このようにお茶の樹からお茶の葉を収穫するまでには、長い年月と多くの労力が必要なのです。ますます、「お~いお茶」を味わえることにありがたさを感じてしまいますよね。

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今回茶畑を案内していただいた、有限会社アグリセンター都城の白尾静昭(しずあき)さん

赤ちゃんの頃から長年かけて育てたお茶の樹は、白尾さんにとってお孫さんのような大事な存在。優しい眼差しで、今年から摘採が始まったお茶の樹の様子を見ています

都城地区のお茶の樹は順調に育っていて、お茶の葉の収穫量や品質に関しても良い結果を得ているそうです。白尾さんをはじめとする都城地区のお茶農家のみなさんも、長年の苦労が報われてほっと一安心。都城地区では、茶畑づくりが順調なこともあり、今年春、より多くの茶葉を加工するための新しい荒茶工場が建設されたそうです。これからも、おいしく香り高い「お~いお茶」の原料茶葉づくりに頑張ってください!

2007年7月17日 | 茶畑生活 |

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コメント

お茶の葉にそっと手をふれている、姿が素敵ですね。大切に大切に育てておられるのが、よく伝わってきました。このように愛情を持って育てなければ美味しい物は作れませんね。
 話しは、代わりますが、我が連れ合いは区民農園を借りて野菜を育てていますが、いつも言うことは、世話をすればするほど答えてくれるのが嬉しいといっています。
 お茶を作っておられる、皆様も同じ気持ちなのだと思い、共通点を感じました。

投稿: yuriya | 2007/07/17 20:49:43

お茶の木は数十年働いてくれるんですね。驚きました。お茶農家の皆さんの愛情がたっぷりですね。私は4年前に梅、柿、栗を植えました。3年で梅は6キロ収穫出来るようになり、栗も立派になりました。柿は・・全滅!あまりに無農薬にこだわったからでしょうか。梅に御礼の肥料をやらなきゃ!

投稿: まりん | 2007/07/18 19:54:17

お茶は4,5年で本格的に収穫出来るのですね。一度剪定をするとは知りませんでした。今年は猛暑らしいです。地震、台風、自然の驚異には勝てませんね。お茶農家の皆様の努力で美味しいお茶が飲める事は感動ものです。もちろん「伊藤園」さんを忘れてはいけませんね!

投稿: MINTO | 2007/07/21 17:32:57

白尾さん、今後の日本の茶業の期待があなたにかかっているのはないでしょうか。お仕事とっても大変だと思いますが、精一杯頑張ってください。

投稿: nina | 2007/07/22 10:01:42


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